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zoom RSS 「私は花子。夫の親族に負けなかった」…って夫の祖母のハナシなんだけど

<<   作成日時 : 2015/10/25 22:46   >>

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ことの発端は夫の母。


夫の母が80才を過ぎてぼちぼちいわゆる終活をし出したことに始まる。

いろいろたまったものを整理整頓。



夫がたまたまそのたまったものを見て一部持って帰ってきた。

というのもわたしたちもちょっとルーツを知りたい年代になってきたから。
さらに母親が生きているうちに聞けるなら今、だと。





わたしは、父が亡くなったのをきっかけに原戸籍などを取り寄せたことで自分のルーツである家系図を作った。

どっちもそんなに煩雑ではない。
母の母が後妻であったことなどは昔はよくある話し。


継母や継子など珍しくもない。

夫の母も生後10ヶ月で生みの親を亡くし継母となってきた女性はなんと「亡き母の従姉妹」。

そんな事が珍しくもない時代。







わたしが祖父母4人の原戸籍をとって判明したこともある。


その中には母も知らない母の伯父(母の父の兄)の存在。

そしてその伯父が日清戦争が終わった年に朝鮮の「元山港」で19才という若さで亡くなっていたことを知った。


なぜ、そこにいたのかなぜそこで亡くなったのか、今ではそれも不明。

なぜこの伯父の存在を母は知らなかったのか、も不思議だった。




そして、江戸時代からその戸籍が公的にあるすごさにも驚き、「家督相続」「隠居届け」という言葉が当たり前に書いてある事に当時の家制度がみえて面白い。





戸籍謄本から歴史が見える。




その一連の記事



http://bibi07.at.webry.info/201409/article_15.html
http://bibi07.at.webry.info/201409/article_16.html
http://bibi07.at.webry.info/201410/article_24.html




わたしのような主婦って自分の家のことは多少は知っていても、夫の方の実家の親戚や関係とか詳しく知っているのだろうか。



わたしも夫の親戚の方面などあまり興味もなかった。

法事で会ってもどういう関係かなどどうでもよかった。



夫がおばさんと呼んでいたので「おばさん」だと思い盆暮れに会った時に「おばさん」と呼んでいた。

そのおばさんは夫のおばではなく夫の母の叔母だった事を知ったのはずっとあとから。





おばと姪っ子の歳があまりかわらない。
それは昔は普通にあった。


母親を早くに亡くした夫の母。
叔母が不憫に、と親しくしていたらしい。



夫に夫の親族の事や昔の事をきいてもあまり知らない。




「じゃ、家系図ある?」と言うと昨年だったか実家から持ってきた。

プロに頼んで作ってもらったらしい。

すでにわたしの名前もあったのでわたしが結婚した以降に作っていたみたい。






コピーをして一枚にし、広げ見渡した。

夫の両親を中心に、どっちの親戚関係をけっこう網羅していた。

1700年代後半の人の名前もある。

公的(戸籍簿)に記されている生年月日で古いのは1800年代初頭。

維新が1867だから、そのずっと前からの記録が残っていたということ。


日本の近代化のスゴさを戸籍からかいま見ることができる。






わたしの記憶。

夫の記憶。


「これ、誰?」と聞くと夫は知っている人についてはその人とのエピソードを語る。


でもほとんどは知らない人。



記憶とデータ。

照らし合わせる。


「ああ、この人、(夫の)祖父の一番下の妹だったんだ」

と、法事の時にいろいろ土産を持たせてくれたり、一度だけ訪問した家のおばあさんが誰だったのかわたしの中で判明した。








「ふーん。ややこしいな」




そう、ややこしかった。


ここまでがわたしの中にある「夫の方」の人間関係への興味へのプロローグ。







さて、今回だけど…



きっかけは手紙だった。


その夫が持ち帰った雑多な物の中に古い手紙が4通入っていた。





それは昔、夫の父あてに「東京に住む夫の大叔父(夫の父の父の弟)」からの手紙だった。

全部で4通。






一通目はなんと14枚。




この手紙を夫の父が受け取ったのは40才を過ぎた頃。
手紙を出した夫の大叔父(夫の祖父の弟)は、69才。


教師を退職して東京で年金暮らし(当時は恩給と言っていた)だと想像。





すでに夫の父もその手紙の主も故人だけど…



わたしは、興味津々でその手紙を読んだ。

切手は20円。
分厚いからだろうと思う。



昭和40年代後半の消印があった。




内容で夫の大叔父が夫の父に借金をしていたことを知ったけど。

まず火災にあったことを延々と書いてあった。

なので返済が滞ると言っていた。



でも、その火災と借金の話しは序章。
本題に入るためのもの。



本題はようは「金をよこせ。その金は本来は自分のもの」。

借金は棒引きにしろ、という主旨。



その要求する金は自分にとって「正当な請求権」によって発生するものである、と言う。





「おまえ(夫の父)が受け継いだ財産は本来ならうちの父(夫の曾祖父)がもらうはずで、それをオレたち兄弟がもらうはずだった。

おまえの母親(夫の祖母)はオレの兄(夫の祖父)を死に追いやってまんまと財産を一人で受け取り、それを受け継いだのはおまえ(夫の父)だ。

今からでも遅くない。
正しい財産分与をしてオレたちに分け前をよこすべきだ」



ここまで読んでおおよその人間関係を知っていたわたしだけど、なぜ

「正当な請求権がある」

と言うのかさっぱり解らなかった。




「おまえの母親(夫の祖母)は途中から来て(嫁にきた)、財産を独り占めした」




と、夫の父の母(夫の祖母)の名前を何度も出して恨みつらみを延々と書いてあった。



その夫の大叔父は書いていて昔を思い出しだんだん興奮したのかも知れない。

達筆でもない青色の万年筆の文字はだんだん乱れ誤字も多くなり、意味が通じないところもあって読みとばす箇所も。






「書類を偽造した。印鑑も偽造した」

「不正をして手に入れた」

「家督相続をした年代がおかしい」



などなどさまざまな理屈を言って「金よこせ」という目的の手紙だった。




夫の母は市の無料弁護士にちょっと相談し「無視してよろしい」というアドバイスの通りにしたという。

(夫の父は入院中)



その後「なぜ返事をやらぬか」とイライラした内容の手紙が2通も続く。



そのたびに「おまえの母親は」と。



「おまえ(夫の父)もいい歳になっている。
善悪の判断もつくだろう。

このままにすると母子(夫の祖母、夫の父)揃って悪の道にすすむ」


などなど「怨恨」だのすごい言葉が並んでいた。

「おまえの母親は自分の実家の方に相談し、秘密裏に財産をうばった」
という意味の事が何度も何度も。

「今からでも遅くない。
悔い改め、正しい法律にのっとり財産を分けよ」



「オレの兄にも相談するから」
と、つまりこっちはみんなで徒党を組んで攻撃するから、という主旨。



が、結果、その「兄(夫の父の別の叔父)」からどんな答えがあったのか知らないけど、4通目の最後の手紙でしりつぼみになりそれっきり。




財産ね〜〜





かなりの田畑があったらしいけど、幕末から明治時代、何を家業としていたのかわからないとか。


明治時代の土地争いの裁判資料をみると、けっこうな土地があったみたい。


だからと現金があったのかな〜〜?
わからない。






って、今はすっからか〜〜〜んみたいよ〜




田舎を出て街に住む家を買ったり、夫の母が着もしない着物をやたら買ったとか


浪費かい〜〜?





そういえば、夫の父はしがない公務員だったけど背広は全部特注。

靴までも特注だった。


それだったのね〜〜〜不思議だったもん。


今は、浪費の果て、すっからか〜〜ん。
浪費夫婦かいな。



なんでやねん〜〜〜〜
残しとけよ〜〜〜




って脱線したわ。




話しを元に戻すと…






気になるところは

「なぜこんな手紙が来て、その背景には何があったのか」

ということ。


わたしは知りたくなって夫の家の家系図をまた広げ、新たに夫が持ち帰った数人の戸籍謄本や人間関係の図を照らし合わせながら、読み解いた。



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タイトルの「花子」は夫の父方の祖母。

夫の父の母。




もちろん花子は仮名。



手紙に何度も出て来た「おまえの母親」が花子。




花子は29才で未亡人になり婚家をずっと守り54才で亡くなった。



*図はざっとした人間関係。




太郎は花子の夫。

夫の父の父。

夫の祖父。


手紙をよこしたのは●印の「太郎弟2」。


太郎の兄弟はこの図には書いてないが
太郎を入れて男は5人。女が3人。8人兄弟。



わたしは夫と結婚したことで「A家」の名字を名乗っている。


画像



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私は花子。



夫が37才で亡くなり、私は29才で未亡人になった。

それは大東亜戦争が始まる数年前の事だった。





つづく





個人の中に見える歴史。
これっておもしろいよね、と
思ったらぽちっとね




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